'00/2/26 sat  サッポロ グランドビア

 この冬のまっただなかに、サッポロビールから新製品が発売されたぞ。(関西以西は 3月10日発売)

サッポロ グランドビア

 この製品のホームページはここだ。

 ネーミングにこだわる荒熊の視点からすると、商品名の日本語表記が「ビア」とされているのが興味深いところであります。今まで発売されてきたメジャーメーカーの「ビール」の中で、"beer"の日本語表記として「ビア」を採用したのは初めてなんじゃないかなぁ。

 まぁ、「ビアホール」なんていう形態はもう定着しているし、「ビール」=「ビア」なんてことは、ほとんどの人が納得できる単語になったってことなんでしょう。

 こうやって、より英語読みに近い日本語が増えていくのは、それだけ 日本人にとっても英語が欠かせない状況になってきていることの一つの証なんじゃないかと思うのだ。第二公用語に「英語」をなんてのは、あながち遠い未来の話じゃないかもしれないね。ちと飛躍した話だけど。はは。

 さて、前置きが長くなったけど、この サッポロ グランドビア。

 先日、サッポロビールのウェブサイトで、モニターキャンペーンとして 先着10万名に試飲の商品を送ってくれるという募集があったもんで、申し込んでおいたんだ。

 で、その商品が今日届きました。350ml缶が二本。

 350ml缶のビールって 210円くらいだっけ? そうすると、送料を考えたら1,000円くらいかかってるんだよね。これが10万名だとすると..... うーん、この商品に対するサッポロさんの意気込みが感じられますなぁ。

 テイストの方は、宣伝文句にある通り、のど越しにキレがあります。「ググッときて、スッとひく」との広告に偽りなし。スッキリ感という意味では、バドワイザーっぽい軽さがあるんだけど、ビール特有の深い苦みがちゃんとついてますな。サッポロさんのコンセプト通りの商品がしっかりと作られてるってな印象がありました。開発者のみなさん、ごくろうさまでした。うまかったですぞ。

 「広告」という意味でちょっと残念なのは、CMから強く感じる「黄色」のイメージと、頭に残る「Λ型のロゴマーク」が、商品の缶のデザインと直結していないこと。店頭でこのビールが並んでいても、あのCMのビールだって気づかない人も居るんじゃないかなぁ。

 そうそう。サッポロと言えば、山崎努と豊川悦司が卓球をしている黒ラベルのCMがいい味出してます。キリンとアサヒに水をあけられている状況のサッポロだけど、今年は何だか一皮剥けたような。


 ただ、ビールって、気のおけない友たちと飲むのがうまいんだよなぁ。テイストを決める大きなポイントは、その場の雰囲気にあるんだろうなぁ。