'01/5/30 wed  マイライン

 ここのところ、顧客獲得競争が激化している「マイライン」。

 関東ローカルな電話会社(TTNet)が展開する「東京電話」も、マイライン顧客獲得に躍起になって、こんなプレゼントキャンペーンを始めるらしい。


 噂の「ダイコンdeロングペアT」。10,000名様。

当たったら 着るのか? (しかも、ペアだ。)

 まぁ、それは、いいとして。

 東京電話の料金体系は比較的分かりやすい。基本的には、他の電話会社よりも 料金が安く設定されているのだ。

 じゃぁ、マイラインは東京電話に決まりかというと、実はそうでもない。他の新電電各社が、
「系列会社のケータイを持ってると安い」とか、
「指定した相手先の通話は安い」とか、
「一定額払うとある市外局番は安い」とか、
「マイラインプラスにすると一定額なしにある通話は安い」とか、
はっきり言って、

何がなんだかさっぱりわからない料金体系

なもんだから、結果として、

料金体系の分かりやすい親切な「東京電話」とは
料金を単純に比較できないから、どこも選べない

という、しっちゃかめっちゃかな状態だ。


 しっちゃかめっちゃかと言えば、NTTコミュニケーションズ。

最初のころは、

「料金を比べれば、迷わずNTTコミュニケーションズ」

と、料金表を掲げながら言ってた。

しばらくしたら、

「実は、料金の差なんて ほとんどないんです」

と言ってた。このときは、「あくまでも料金にこだわる他社とのスタンスの違いが明確だし、庶民感覚をうまく捉えたキャッチーな戦略だなぁ」と すっかり感心したもんだったよ。

それなのに、だ。 最近は、また、

「NTTコミュニケーションズは、実は 安いんです」

と、料金にこだわるスタンスに逆戻りしてしまった。いったい、何を主張したいんだか、まったくもって一貫性がなく、ワケワカランことになっているのだ。

唯一 一貫しているのは、
風間杜夫のキャスティングくらいじゃないか?


 そんなNTTコミュニケーションズの、「実は料金が安い」の広告を見てみたら、いやぁ、たまげましたなぁ。

 東京電話と比較して安い!という具体的な料金の数字が でかでかと表示されていたんだけど、その下の方に、小さな文字でこう書いてありました。


「NTTコミュニケーションズの料金は、シャベリッチにご契約いただき1年以上継続利用され、かつ、長期利用割引にご契約いただき、相手もシャベリッチに契約されている場合の、指定した2番号(県外)への48%割引適用後のものです。」

 かなりステキです。