'02/1/6 sun  アラクマスケープ

 正月も6日目ともなると、年賀状がちらほらと届く以外は正月気分も抜けてしまいますなぁ。大きくは、仕事始めのせいなんでしょうけどね。

 まぁ、これが、誰かほかの家族と一緒に暮らしていたりすると、正月を感じるひとときを共有できたり、あるいは 意識的に演出したりして、よりいっそう季節を感じるられるんだろうなぁと思ったりします。そういう意味で、ひとりで暮らすことは、季節の節目を感じることからも少し遠ざかっているのかもしれんな。

 荒熊もこの年になると、知り合いの子供に会うことも多く、少し前にだっこした「赤ん坊」が、すっかり「子供」になって歩いていたりして、時間ってのは確実に流れているんだなんてことを、あらためて教えられたりします。

 で、その限りある時間に、僕は何を残せるのかなぁなんて、ふいに思ったりするんですな。

 僕自身、誰かから何らかの影響を受けることは もちろんあるワケで、その人の言葉とか仕草とか雰囲気とか、表面にあらわれる要素はいろいろあるんだろうけど、結局のところは、そういう要素のひとつひとつを掛け合わせることで、その人に根づいている形にならないものが伝わって来ているんだと思う。

 そういうことを この荒熊サイトで伝えられるといいなぁ、いや、伝えよう と 思って、その形にならないものを「アラクマスケープ」と名づけてみたんですわ。荒熊の中にある風景、情景、心情、シチュエーション、世界観とか、そーいうよくワカランものを総称しているようなイメージですな。

 ま、そのネーミングが良いか悪いかはどうでもいいんだけど、とにかく、「思い」を「言葉」につづることからはじめようと。

 でも、「思い」を「言葉」にすることにはリスクがあるよね。「思い」は伝えることが難しいから「言葉」にするんだけど、伝えたい人の中で、その「言葉」がもう一度「思い」に変わるかどうかは分からない。

 それが、伝えたい人の中でちゃんと「思い」に変わるようになったとき、それを伝えられたことになるんだろうけど、きっと、とても難しいことなんだろう。

 てなことで、「アラクマスケープ」はじめます。

 荒熊の中にある「荒熊の視点」であったり、あるいは「第三者の視点」であったり、いろんな角度で、いろんなテーマについて、少しずつ書いていこうと思っとります。

 今日 掲載したものの中には、荒熊が高校生のころに書いたものもあったりします。どれとは言いませんが、青さがにじみでてるのがそうですな。わはは。

 こーいうノリがみんなに受け入れられるのかどうか、実は手探り状態なもんで、みんなからの意見など、伝言板やメールで伝えてもらえると嬉しいですな。 (むしろ、不評であれば ぜひ聞きたかったりします。だはは。)

 「アラクマスケープ」で取り上げてほしいテーマなどあれば、メールでお知らせください。僕の中にそれがあれば、書き加えていこうと思ってます。