'02/3/31 sun  春の訪れ

 3月も終わりを迎え、早くも東京では、葉桜が街並みを緑に変えていきます。

 荒熊の3月後半はちとばかりせわしい日々を過ごしてましたが、春の訪れをしっかりと肌で感じることができて、本当に充実してたなぁと振り返っています。実は、東京を1週間ばかり離れていました。その話はまた今度書くとして。

 ♪春のうららの隅田川♪でおなじみの、東京は隅田川。浅草の駅から少し歩いた川沿いの遊歩道に桜並木があります。この週末に訪れたんだけど、ビニールシートを広げている花見客でにぎわってましたよ。

 花のほうは すでに半分くらいの花びらは散ってしまっていて、緑の葉がめだってきているものの、時折り風に舞う花吹雪が 春先の印象を強めていましたなぁ。

 遊歩道を歩いていたら、女性が使い捨てのカメラをかまえていました。車椅子に座ったおばあさんに向けて、きっとおばあさんの娘なんだろうなと思う女性だったんだけど、とっさに「撮りましょうか?」と声が出ちゃいました。

 ファインダーから覗くと、桜並木を背景に、車椅子に座ったおばあさんと、その傍らに立つ娘という なんともほほえましい図が見えました。勝手な思い込みなのかもしれないけど、いたわりあう「家族の絆」のようなものを感じてしまって、なんだかステキだなぁと思ってしまったのだ。

 僕は両親と離れて暮らしているから、春先に桜を一緒に観に行くなんてコトは考えてなかったんだけど、ちょっと時間をやりくりすればそういうことだってできるんだよなぁと、自分のことに当てはめてみたりして。

 今までって、自分のコトだけでせいいっぱいだったりしたけど、そろそろ そういうことを考えて、それを行動に移そうと思う余裕ができてきたのかもしれないな。

 あとは、思うだけじゃなくて、行動しなくちゃいけないんだけどね。