コンビニエンスストアに行くと，
いろんなカップラーメンが出ているよね．

ちょっと前になるけど，

　日清カップヌードルシリーズ
　　　　トムヤムクン

なんてものがあって，

　乾燥トマトをお湯で戻したものの食感は，
　　　アンビリーバボーだった．

香りの秘密の小袋をラーメンの中に入れると，
今までには嗅いだことのないような絶妙な香りが嗅覚を襲い，

　初めて，カップラーメンを食べ残す

という体験をした．
案の定，あのラーメンは瞬く間にどこかへ消えてしまった．

　あの頃から日清食品は狂い始めた

のだろうか？ 最近のＣＭでは，

　「肉じゃがじゃが」や「肉ごぼごぼう」

などという，とてもラーメンとは思えない商品を出し始めた．
ＣＭで見せてくれる会議の様子が，フィクションでないとしたら，

　日清食品というハッピーな会社を，
　　　日本人は誇りにすべきだと思う．

僕は，あのコマーシャルの会議を見て思い出したことがある．
それは，

　つくば万博だ．

つくばの万博が行われたのは1985年．
世界中からパビリオンが出展して，大賑わいだった．

でも，僕があの万博で最も注目していたのは，
それらのパビリオンではなく，
敷地内に作られた人工湖だった．

なぜ，その人工湖に注目したかというと，
そのネーミングだった．

　その名も「坊っちゃん湖」．
　　もちろん「ボッチャンコ」と発音する．

このネーミングが，数々の会議をくぐり抜けてきたことは，

　日本という国の決め事のいい加減さ

を象徴しているのではないだろうか？

さて，話をラーメンに戻そう．
冬ということもあってか，こういうラーメンを見つけた．

　カネボウフーズ
　　　鴨ねぎ しょうゆラーメン

そのパッケージには，当然のように

　鴨がねぎをしょっている絵．

このラーメンには

　鴨肉とねぎが入っているんですよ

という明確な主張がそこに反映されているのだ．

まぁ，誰もが思いつくような絵ではあるが，
その主張を率直に受け入れようと思う．

しかし，この姉妹品にはショッキングな事実があったのだ．
これがその姉妹品である．

　カネボウフーズ
　　　鮭コーン みそラーメン

そのパッケージには，

　熊が鮭をつかみ，ざるにコーンという絵．

ということは，

　熊肉と鮭とコーンが入っているんですよ

という明確な主張がそこに示されていると思うのが，
一般消費者というものだろう．

　しかし，このラーメンに
　　　熊肉は入っていないのだ！


　熊があんなに大きな面積を
　　　占めているのにだ！

こんな詐欺まがいなことが許されていいのだろうか！

ラーメンに対する怒りはそれだけではない！．

　インスタントラーメンの＜調理例＞は，
　　　どう調理するとそうなるんじゃい！


　消費者たちよ！
　　　今こそ その怒りをぶつけるときなのだ！