'99/9/15 wed  アラクマフォビア

 敬老の日。西の方から近づいてきた台風の影響か、東京は一日中強い風が吹き荒れておりました。

 さてさて、先日から気にしていた商品を買い求めてみましたぞ。

日清 Cup Noodle Skeleton
カップヌードルの秘密


 見てのとおり、カップヌードルのカップが透明で、中身が見えてしまうのだ。

 日清と言えば、その昔、(ここでも触れたことがあるけど、) 江守徹がCM出演した「肉ごぼごぼう」や「肉じゃがじゃが」なんていう、冒険的なカップラーメンを発売して玉砕してしまったハッピーな会社なのだけど、これまたハッピーな商品を出してきたもんだ。

 それにしても、ただカップを透明にしただけで 180円とは、日清さん、そりは ちとボってないかい?


 えぇ、いきなりですが お便り紹介のコーナー。(どんどんぱふぱふ)

千葉在住の かぶくんより。

「あらくまふぉびあ」

昔アラクノフォビアって、蜘蛛嫌いの映画があったのですね。「あらくの」と「あら くま」は音的に似ているってだけです(笑)。でも意味的にはあらくまさんが嫌いな 人という、危険な意味になってしまうのであります。実に危険危険。

 あらま。「荒熊嫌い な アラクマフォビア」ですか。「アラクノフォビア」というと、スピルバーグが製作総指揮した (それはそれはB級な) 映画と聞いてますけんど、見たことはないですなぁ。基本的にホラー系は弱いもんで。ぬはは。

 モノの辞典によると、"-phobia"は、「嫌悪感」よりも「恐怖感」の方に近いようですなぁ。すると、アラクマフォビアは、荒熊に恐怖を抱く人のことですな。ふふふ、実は、アラクマフォビアな人は、ここにも、そこにも、あら、こんなところに牛肉が!

 んで、「アラクマフォビア・クラブ」なんてものが自然発生的に発足されて、アラクマフォビアたちは団結するために「ノーモア荒熊Tシャツ」とか着だしたりして、これが意外にも最先端の流行ファッションになったりして、街中は「ノーモア荒熊」だらけ。

 むむぅ。そんなことになったら、荒熊は数で対抗せにゃならんぞ。この大きなお腹から大量のビックリドッキリメカでも出して、「アラクマ、アラクマ、アラクマ、アラクマ.... 」.....


 あまりにさみしいので、次のお便り。
牛小屋付近に在住の ちぃさんより。

突然ですが、私は前からすごく疑問に思っていることがあるのです。
荒熊さん、手品と聞いて真っ先に思い浮かべるBGMって、なんですか?
ポールモーリアの”オリーブの首飾り”思い出しません?
♪〜ミドシラミド〜、ミドシラミソ〜ファファ〜♪(注・イ短調)って・・・
実は私の勤め先にいる方々は皆、手品師のまねをする時
必ずあの曲口ずさむんですよ。
ほかの曲だとしっくりこないし・・・
何ででしょうね?
それとも我々の周りだけのローカルな現象でしょうか?

 あらま、びっくりです。あの曲は「マジックショーのテーマ」ではなかったのですな! Mr.マリックが登場するときのテーマ「ボワッボワッボワッ ワワッ」(小室哲哉作曲)が、「Mr.マリックのテーマ」であるよーに、あの曲は マジックのために作られたのではなかったのか!

 なんてことくらいは荒熊でも知ってたんだけど、「ポールモーリアの」なんて形容がつくと 少しドキドキしてしまいます。だは。

 そう考えてみると、いつの間にか定着してる曲っていっぱいありますなぁ。

運動会の徒競走のときにかかるやつ。「剣の舞」だったっけ?

店の閉店の音楽の「蛍の光」。

ロマンスグレイのおじさんがいきなり歌い出して、聴衆はギリギリのラインで耐えなければならない「マイ・ウェイ」。英語版だと さらにまろやか。(主旨から少し脱線)

一部しか覚えていないくせに全部歌おうとするから、延々とエンドレスで繰り返されるガキの歌声が響き渡る新幹線に、たまたま同乗してしまった睡眠不足のサラリーマンのうんざり顔が思い出される「踊るポンポコリン」。(かなり脱線)


 いや、それよりも、ちぃさんの勤め先の人。そんなにしょっちゅう 手品師のまねをする人が居るんだろか。ことあるごとに、オリーブの首飾りのハミングが蔓延してるんだろか。むしろ、そっちに疑問を持つ荒熊であります。